2013年11月8日
献立蕎麦処『えがお』のけんちんつけ蕎麦
『えがお』の入り口から室内まで、いたるところに「そば」の幟旗。これが「蕎麦処『えがお』」営業中の目印です!
今回も、われらが『えがお』の蕎麦打ち職人、大久保さんに蕎麦を打ってもらいました。もちろんグループホームご利用の皆様に食べていただくので、今回は8号×3玉の蕎麦生地を作りました。お昼の時間に間に合うよう、時計を見ながらも手際よく作って行きます。
丸めた生地を、丁寧に伸ばしていきます。生地のフチが切れないよう、きれいに伸ばしていくのが職人の技。
包丁を構えて、リズミカルに切っていきます。絶妙な水加減できれいに伸ばした生地なので、麺も短くなったりせず、きれいに仕上がっています。さすが、大久保さん!
大久保さんが蕎麦を打っている!と聞いて集まってきた、利用者の皆様と小口社長。蕎麦を打ったこともある皆様にとっては、若かりし頃を思い出すイベントでもあり、蕎麦談義に花が咲きます。「出来立てが美味しいから、茹で上がったそばから食べていた」「”そばがき”なら自分でもつくれるから、学校から帰ってきて、おやつ代わりに作っていた」「”うどんか蕎麦か、うどんか蕎麦か...”という歌を歌いながら、親が蕎麦を打っているのを見ていた」「鬼怒川の河川敷のところで取れる蕎麦が、すごくいい蕎麦だ」などなど。世代を問わず、みんなで楽しめる蕎麦。完成が待ち遠しいですね!
大久保さんが1人で8号×3回分の量を作るので、職人とはいえ意外と時間がかかります。完成までの間、みんなで洗濯物を畳んで、お腹を空かせておきます。さすが年季の入った皆様、手馴れています!
打ち終えた合計24号の蕎麦は、『えがお』の調理スタッフにバトンタッチ。打ちたて、茹でたての蕎麦を皆様に楽しんでいただくため、ガス台をフル回転させて茹で上げていきます。蕎麦作りの最後の行程。大久保さんからもチェックが入ります!
雰囲気の出るよう、「井桁そばざる」に蕎麦を盛り付けて完成。出来立てだけあって、ほのかに蕎麦の香りがします。それにしても、『えがお』にはこんな”ざる”まで置いてあったかなあ?
蕎麦のつけ汁にはけんちん汁を用意しました。最近は寒くなってきましたので、こういった暖まるものは特に美味しく感じますね。そして、付け合せには天ぷら。蕎麦といったらこれですね!
蕎麦もけんちんも天ぷらも、とても美味しかったです。しかし、「雰囲気もいっしょに楽しむことにこだわりたい」と考えるのが『えがお』の特徴。小口社長からは「天ぷらのお皿に、折った半紙が敷いてあったら、もっといい感じだったかもしれない!今回は90点ぐらいかな」というコメントでした。次回に繋げたい!
本日は、見て楽しい、食べて美味しいお昼ごはんとなりました。大久保さん、お疲れ様でした!