2013年9月5日
ブログ介護技術対策講座 第1回テーマ~排泄介助(ベッドの上でのオムツ交換)編~
機能訓練室に実習用のベッドを並べ、研修会場を作りました。通常業務を終えた『えがお』スタッフや、近隣の事業所に勤めるスタッフも続々と集まってきました。いつもはイベントなどで利用者の皆様が集まりますが、今日は高い意識を持ったスタッフたちがいっぱいです。
貝塚先生は、お話の中で、技術的なことだけでなく、「意識」に関することも説明してくださいました。「自分がされて嫌なことは人にしない」ということ以外にも、「介護者としての資格を取ることがゴールではない」「介護者の意欲や気持ちをフォローしていく」など、血の通った介護技術が必要であることを語られていました。
参加者の皆様も、メモを取ったり深くうなずいたりと、とても真剣な表情でした。
先生が用意してくださった資料を基に、どのように介助が行われるかを実演してくださいました。重要なところは参加者に質問をしたり、「なぜそうするか」を考えさせたりと、利用者のことを常に意識した実演でした。
先生の動作や教えを見逃すまいと、参加者の皆様も先生の実演を真剣に見つめていました。
最後に、参加者がそれぞれ介助者と利用者の役になり、排泄介助の実習を行いました。貝塚先生の説明を聞きながら実演を見るのと、実際に自分の手を動かして行うのとでは大違いで、四苦八苦しながらの実習でした。それでも、ポイントを確認しつつ、じっくりと学ぶ事ができたのではないかと思います。
分からないところなどは先生からのフォローを頂いたり、参加者同士で内容を確認しながら実習を進める場面もありました。今回、貝塚先生からご教授いただいた介助動作は、1回で完璧に学べるものではありませんが、徐々にレベルアップを行い、利用者の皆様により良い介護サービスを提供できるよう、努めて行きたいと思います。