2013年11月28日

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夜間の火災を想定した防災訓練

2013年11月28日に行われました

「消火訓練」や「避難訓練」は、学校や職場で経験された方も多いと思いますが、デイサービス『えがお』を始めとする介護施設でも同様に行われています。実は、この訓練の実施は消防法(消防法施行規則第3条の10)の中で定められており、消火訓練及び避難訓練を年2回以上、そして通報訓練を年1回以上、確実に行わなくてはなりません。

今年度、当事業所では6月に消火訓練と通報訓練を行いましたが、11月の今回は避難訓練を行いました。

「法律で決められているから」というだけではなく、「利用者様に安心して事業所を利用していただくため」ということを強く意識しての避難訓練。とくに今回は、スタッフ人数の少ない夜間を想定した訓練だったので、本当に「もしも」のことが起こってもしっかりと対応できるよう、訓練計画の段階から工夫をしました。

たとえば、

「煙の蔓延状態や施錠の状態など、実際にありそうなシチュエーションを作る」
「スタッフごとに『夜勤者』『利用者の代役』『近隣住民』『保安員』と役を決めて動く」
「小口社長やスタッフは『自宅で火災の連絡を受けた』という設定」

などです。

今回の防災訓練は、かなり大掛かりで大変なものでしたが、スタッフ一同はもちろん、利用者様、近隣住民、消防署の協力もあり、有意義な訓練となりました。訓練を実行することで気づくことも多く、避難計画や事業所内の設備、地域との連携のしかたを考えるにあたり、上手く行っているところもありましたが、課題を見つけることができました。次回の避難訓練では、今回の課題をしっかりとクリアしていきたいと思います。

  • 打ち合わせ・準備

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  • 職員室で開始前の打ち合わせ中。「夜勤者」のゼッケンをつけた二人が、いちばん重要な役割を担っています。

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  • 集合してきたスタッフたち。開始前の最終チェック中。こちらでも、それぞれの役割が書かれたフダを使用しています。

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  • スモークマシンをセットして、火元となった部屋の状況を作り出します。

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  • 訓練の舞台となるグループホーム『えがお』ご利用の皆様には、一時的にデイサービス『えがお』にて待機していただきます。

  • 訓練中の様子

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  • 煙の中から利用者役のスタッフを救出する夜勤者A。視界が悪く、車椅子に乗せるだけでも一苦労の様子でした。

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  • 利用者様を、最短ルートで外へ移動させる夜勤者B。随所にあるバリアフリー設備が役に立っています。

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  • 代役のいない部屋では、錘をベッドから車椅子に移し変えての救出作業です。

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  • 『えがお』の近くにある自宅から駆けつけた小口社長。事業所内を駆け回り、利用者様の部屋を点検して回りました。

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  • 訓練中は、チェック担当のスタッフが時間を計っていました。

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  • 「火災の通報を受けて駆けつけてきた」という設定の『えがお』スタッフたち。

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  • 利用者様にもご協力いただくことができ、より本格的な訓練となりました。

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  • 集合場所の芝生の広場に集まって、やっと一安心。

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  • 消防署の担当者に避難完了の報告を行い、避難訓練が完了しました。

  • 訓練終了

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  • 訓練終了後、玄関前に集合して、消防署の方からお話を聞きました。こちらは、正面に立って話を聞く、一番忙しく動き回った夜勤者のお二人。お疲れ様でした!

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  • 消防署の方からのコメントでは、「かなり本格的で一生懸命だった」「『避難済み』というフダをつけておくのはいいアイディアだと思う」との講評を頂きました。

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  • 最後に、通報機の使い方を改めて確認しました。使う機会がまず無いので(あっては困ります)、定期的に専門業者の方から受けるレクチャーをしっかり聞いておくことが重要です

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  • 説明を聞きながら、メモを取ったり質問をするスタッフもいました。なるべく使う機会が来ないで欲しい通報機ですが、いざというときは迅速に使用して適切な対応をしたいですね。

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