2014年11月27日
ブログ秋の防災訓練(夜間の避難活動)
訓練マニュアルの最終チェック中のスタッフ。
今回も名札を作って、スタッフそれぞれに役割を分担させました。
車いすにも、利用者様の名札を設置。ここに乗せるのは代役のスタッフか「土のう」ですが、本物の利用者様はどんな方か・体の調子はどうか、などを意識しながら移乗させることになります。
夜間想定の訓練なので、もちろん鍵はすべて締まった状態です。避難活動をするときは、利用者様の救出と同時にこの鍵も開けていかなくてはなりません。
今回も登場、スモークマシン。小さな機械ですが威力は抜群。簡単に『えがお』スタッフの視界を奪ってしまいます。
利用者様の部屋(グループホーム)には「避難済」のフダがあります。このフダをかけておくことで、避難状況が一目でわかり、無駄な動きがなくなります。
通報機の使い方について説明を受けるスタッフ。ここで、火災ベルの動作テスト…のはずが、このベルを合図に訓練開始!
火元として設定された部屋には、すでに煙が充満しています。利用者様の代役の顔が見えなくなっています。
慌ただしく動き回るスタッフ。事前にマニュアルを読んでいましたが、予想外の訓練スタートに、頭の中が真っ白。ですが、本当の火災のときは、こういうものかもしれません。
焦りながらも、利用者様の避難活動を開始。利用者様の代役を車いすに移乗させたら、窓のカーテンと鍵を開けます。
その後、非常口(スロープになっています)から外に脱出。普段はどうということのない動作ですが、焦っていると、細かい動作がうまく行きません。
風邪などを引いておらず足腰のしっかりした利用者様には、実際に参加していただきました。誘導するスタッフの気持ちも、一層引き締まります。
訓練後、集合して反省会。「本当の火事みたいだった」との声もありました。『えがお』の小口社長は、通報を受けて自宅から駆けつけるのが役目。事業所から近いところに住んでいますが、それでも「いつも身構えておく必要がある」ということを改めて感じたようです。
最後に、消防署の方にお話を伺い締めくくりました。この日、火災による出動があったため、それを終えてから『えがお』まで足を運んでくださいました。お忙しいところ、ありがとうございました!