2013年12月22日に行われました
旧路会の皆様と門松を作りました
新年を迎えるためには欠かせない飾り、門松を、「旧路会(きゅうどうかい)」の皆様と一緒に作りました。「旧路会」とは、『えがお』東側を走る細い道路沿いに住む人たちが集まった地域グループで、地域の人々同士で交流を図ったり、子供たちへの情操教育を行うことなどを目的としています。
ちなみに、「旧路」とは、『えがお』の西側を走る県道20号線に対しての「旧」い「路」という意味です。
この日は、大人と子供が一緒になって、たくさんの門松を作りました。竹薮の竹を切り出すところから、完成したものを各家庭に設置するところまで行い 、子供たちにとっても、とても良い体験になったのではないでしょうか。もちろん、『えがお』の入り口にも、今回作った門松が設置してあります。
今年の門松には、モチノキの赤い実と、大きな甘夏が乗っています。年神様も、旧路を通ったときには、「この辺りの門松は面白いな!」と、いつもよりたくさんの福を持ってきてくれるかもしれません。
門松作りの様子
2013年12月16日に行われました
介護技術対策講座 第3回テーマ~離床介助編~
貝塚先生の介護技術対策講座 第3回目
「貝塚ケアサービス研究所」の貝塚誠一郎先生による介護サービス研修。今年最後となる、第3回目が行われました。本日も、熱意ある先生と意欲の高い介護事業所スタッフたちが、『えがお』の機能訓練室に集まりました。
今回の講座内容は、「ベッドに横になっている利用者様を起こし、靴を履かせる」という、出かける前の準備に関する介護技術でした。この技術は、介助動作の数は少ないのですが、利用者様の起こし方、車椅子の準備の仕方など、難しいポイント・重要なポイントが含まれており、参加したスタッフたちも苦戦しておりました。しかし、貝塚先生の的確な助言や、参加スタッフたちの熱心な反復練習で、講座の終盤には多くのスタッフが技術の習得に近づいていました。
貝塚先生から教えていただく介護技術は、難易度が高いですが、理にかなった確かなものだと思います。これをしっかりとマスターして、いち介護スタッフとして、皆様の元気と健康に貢献していきたいと思います。
※この研修会は、「特定非営利活動法人 茨城県地域密着型介護サービス協議会」の事業計画の一環、「複数事業所連携事業(茨城県の事業)」を活用し、知識や技術を習得し、福祉・介護人材の安定的な定着を図る研修会です。
龍ヶ崎会場、八千代会場、水戸会場と、各会場にて全6回(平成25年9月から平成26年2月まで)の講座が開催されます。
会場に集まった先生と介護スタッフ達
日本中を飛び回って介護講座や講演を行っている貝塚先生。つい先日も、秋田県と長崎県の研修会に、講師として足を運んでいたそうです。 |
『えがお』の機能訓練室に集合した介護スタッフ達。各参加者の表情から、真剣さが伺えます。 |
貝塚先生の実演
始めは、介護用ベッドの周りに集まって、先生の実演を見て学びます。 |
後で復習できるよう、しっかりメモを取りながら先生の説明を聞くスタッフ。 |
簡単なようでも、じつは開き方にコツがある車椅子。先生の説明を聞いて、「なるほど!」と参加者一同、納得してしまいました。 |
先生の教えを、早速練習するスタッフたち。「車椅子を開く」というちょっとしたことですが、この心がけが、良いサービスにつながっていきます。 |
今回の講座一番の難関、利用者様の体を起こす場面。難しいですが、習得すれば利用者様、スタッフ双方ににとってメリットが高い技術です。 |
利用者様の体を起こすところは重要なポイント。先生も、じっくりと丁寧に教えてくださいました。 |
スタッフ達の実技練習
後半は、いつものように、ペアを組んで実際に介助動作の実技を行いました。 |
やはり難しい、利用者様を起き上がらせる動作。介護スタッフと利用者様の体重差もあるので、上手くコツをつかまないとスムーズに起き上がらせることができません。 |
貝塚先生からアドバイスを受けながらの実技を行うスタッフ。難しいところだけに、先生もスタッフも、いつも以上に力がはいります。 |
自分たちが終った後も、他の参加者が挑戦しているところを観察中。さすが、モチベーションの高い皆さんです。 |
実際に先生の介護技術を体感することで、技術習得の手がかりを掴もうとするスタッフ。上手く介助動作を行えば、利用者様とスタッフ、お互いに負担が少なくて済みます。 |
なかなか上手くできない『えがお』の若手に、粘り強く教えてくださる貝塚先生。共に一生懸命な、二人の熱さを感じます! |
2013年12月13日に行われました
運営推進会議が行われました
『えがお』で定期的に開催されている運営推進会議が、今月も行われました。この会議は、法律(※1)の中で「おおむね二月に一回以上行うこと」と定められています。法律で定められているので開催は当然ですが、地域住民、利用者様のご家族、自治体関連の方などに、『えがお』の現状や活動についてよく知ってもらったり、色々な人からアドバイスを頂くことができるとても良い機会として、有効に活用しております。
今回の会議にも、町役場職員、地域住民、町会議員などの方々にご出席いただき、様々なアドバイスを頂くことができました。また、『えがお』が利用者様向け、社員向けに行っている活動を発表することで、自分たちを冷静に見つめなおすこともできましまた。
この日は、「介護の現場で虐待があった」というニュースが新聞に掲載されていました。この事件は、皆様に安心して利用していただく介護サービスを目指す私たちにとっては、とても悲しく残念なことです。しかし、本日お集まりの皆様から頂いたご意見と、応援や期待の気持ちに加え、こういったニュースを知ったことで、普段よりも一層、スタッフの気持ちを引き締め直す会議となりました。
(※1:指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準 第四章 第四節 第八十五条)
会議の様子
『えがお』のグループホーム・和にお集まりいただきました。今回は、テレビにパソコンを接続して、Webサイトを見ながら活動報告・説明です。 |
利用者様向けのイベント、工夫を凝らした献立、防災訓練や介護研修など、『えがお』が行っている様々な活動についてご紹介しました。(画面に映っているのは「八千代の秋まつり」に出展した作品です) |
積極的に発言や質問をしてくださった、地域住民の高木榮一郎様。 |
じっくりと話を聞いてくださった、八千代町 町会議員の湯本直様。 |
町役場から参加してくださったお二人。行政サイドからの、色々なアドバイスを頂くことができました。 |
11月に行った防災訓練内容については、机に身を乗り出しての活発な意見交換をする場面もありました。 |
社長、センター長以外にも『えがお』スタッフが参加し、積極的に意見を発表。 |
貝塚先生の介護研修から学んできたことなどを発表する社員。参加者の皆様には、研修の重要性などもご理解いただけたのではないでしょうか。 |
2013年11月28日に行われました
夜間の火災を想定した防災訓練
「消火訓練」や「避難訓練」は、学校や職場で経験された方も多いと思いますが、デイサービス『えがお』を始めとする介護施設でも同様に行われています。実は、この訓練の実施は消防法(消防法施行規則第3条の10)の中で定められており、消火訓練及び避難訓練を年2回以上、そして通報訓練を年1回以上、確実に行わなくてはなりません。
今年度、当事業所では6月に消火訓練と通報訓練を行いましたが、11月の今回は避難訓練を行いました。
「法律で決められているから」というだけではなく、「利用者様に安心して事業所を利用していただくため」ということを強く意識しての避難訓練。とくに今回は、スタッフ人数の少ない夜間を想定した訓練だったので、本当に「もしも」のことが起こってもしっかりと対応できるよう、訓練計画の段階から工夫をしました。
たとえば、
「煙の蔓延状態や施錠の状態など、実際にありそうなシチュエーションを作る」
「スタッフごとに『夜勤者』『利用者の代役』『近隣住民』『保安員』と役を決めて動く」
「小口社長やスタッフは『自宅で火災の連絡を受けた』という設定」
などです。
今回の防災訓練は、かなり大掛かりで大変なものでしたが、スタッフ一同はもちろん、利用者様、近隣住民、消防署の協力もあり、有意義な訓練となりました。訓練を実行することで気づくことも多く、避難計画や事業所内の設備、地域との連携のしかたを考えるにあたり、上手く行っているところもありましたが、課題を見つけることができました。次回の避難訓練では、今回の課題をしっかりとクリアしていきたいと思います。
打ち合わせ・準備
職員室で開始前の打ち合わせ中。「夜勤者」のゼッケンをつけた二人が、いちばん重要な役割を担っています。 |
集合してきたスタッフたち。開始前の最終チェック中。こちらでも、それぞれの役割が書かれたフダを使用しています。 |
スモークマシンをセットして、火元となった部屋の状況を作り出します。 |
訓練の舞台となるグループホーム『えがお』ご利用の皆様には、一時的にデイサービス『えがお』にて待機していただきます。 |
訓練中の様子
煙の中から利用者役のスタッフを救出する夜勤者A。視界が悪く、車椅子に乗せるだけでも一苦労の様子でした。 |
利用者様を、最短ルートで外へ移動させる夜勤者B。随所にあるバリアフリー設備が役に立っています。 |
代役のいない部屋では、錘をベッドから車椅子に移し変えての救出作業です。 |
『えがお』の近くにある自宅から駆けつけた小口社長。事業所内を駆け回り、利用者様の部屋を点検して回りました。 |
訓練中は、チェック担当のスタッフが時間を計っていました。 |
「火災の通報を受けて駆けつけてきた」という設定の『えがお』スタッフたち。 |
利用者様にもご協力いただくことができ、より本格的な訓練となりました。 |
集合場所の芝生の広場に集まって、やっと一安心。 |
消防署の担当者に避難完了の報告を行い、避難訓練が完了しました。 |
訓練終了
訓練終了後、玄関前に集合して、消防署の方からお話を聞きました。こちらは、正面に立って話を聞く、一番忙しく動き回った夜勤者のお二人。お疲れ様でした! |
消防署の方からのコメントでは、「かなり本格的で一生懸命だった」「『避難済み』というフダをつけておくのはいいアイディアだと思う」との講評を頂きました。 |
最後に、通報機の使い方を改めて確認しました。使う機会がまず無いので(あっては困ります)、定期的に専門業者の方から受けるレクチャーをしっかり聞いておくことが重要です |
説明を聞きながら、メモを取ったり質問をするスタッフもいました。なるべく使う機会が来ないで欲しい通報機ですが、いざというときは迅速に使用して適切な対応をしたいですね。 |
2013年10月15日に行われました
介護技術対策講座 第2回テーマ~更衣・衣類交換介助編~
貝塚先生の介護技術対策講座 第2回目
前回に続き、「貝塚ケアサービス研究所」の貝塚誠一郎先生による介護サービス研修の第2回目が行われました。
当日は、台風接近に伴いかなりの悪天候でしたが、貝塚先生は、遠く兵庫県から『えがお』まで駆けつけてくださいました。また、『えがお』以外からも3つの事業所から、約40名のスタッフが参加しました。
機能訓練室に集まった、熱い心を持った貝塚先生と高いモチベーションを持ったスタッフたち。室内は活気と熱意に溢れていました。
この研修会は、「特定非営利活動法人 茨城県地域密着型介護サービス協議会」の事業計画の一環、「複数事業所連携事業(茨城県の事業)」を活用し、知識や技術を習得し、福祉・介護人材の安定的な定着を図る研修会です。
龍ヶ崎会場、八千代会場、水戸会場と、各会場にて全6回(平成25年9月から平成26年2月まで)の講座が開催されます。
集合の様子
あいにくの天気でしたが、今回も近隣の事業所から意欲あるスタッフたちが集まりました。研修用のベッドを用意して、スタンバイ中です。
貝塚先生による実演と解説
まずは、貝塚先生の実演を、解説付きで見学します。事前に配布された資料を確認しながらですが、1回で覚えられるほど簡単なものではありません。その分、先生の実演を真剣に観察していました。
介助動作は、なんでもやってあげることではなく、自立の支援を行う事。貝塚先生の介助動作からは、常に利用者への気遣いや応援の気持ちが感じられました。
難しいところ、重要なポイントとなるところは、動作を確認しながらじっくりと解説してくださいました。
今回も、先生が参加者に質問する場面がありました。「立ち上がるにはどうしたらいいですか?」という、貝塚先生からの質問。ごく普通の日常動作ですが、実は「ポイント」を抑えることで、スムーズに利用者を立たせることができる、ということが分かりました。
実習の様子
先生の実演の後は、参加者が実際に介助作業の練習を行いました。実習用のパジャマに着替えて、更衣・衣類交換の介助を実際に行います。
「自立を支援する動作」は、技術と小さな気遣いが大切で、ただやれば良いというものではありません。参加者一同、資料やメモを確認しつつ、四苦八苦しながら介助の練習を行っていました。
要所要所で、貝塚先生もサポートをしてくださいました。練習のうちに失敗を繰り返しながら、少しずつ技術を習得していきました。
グループの中でも、相談しながら介助動作のチェックを行っていました。実技が終ってからもポイントを復習するスタッフもおり、意識の高さを伺う事ができました。
排泄介助から通しての実演
最後に、貝塚先生が、前回の「排泄介助(ベッドの上でのオムツ交換)」から「更衣・衣類交換介助」まで通しての介助動作を実演してくださいました。先生の実演を見ていると、これからまだまだ練習を重ねなくてはいけない事を実感しました。
小口社長と、『えがお』スタッフの記録係も、真剣に貝塚先生の介助動作を見ていました。今回撮影したビデオで復習をし、しっかりと介護技術を身につけていきたいと思います。