2014年2月22日に行われました
認知症市民フォーラムin石岡に参加しました
茨城県地域密着型介護サービス協議会(以下、「協議会」)主催による、「認知症市民フォーラムin石岡」が行われました。『えがお』からは、社長を含む4名が代表として参加し、様々な講演・発表を聴き、これからの介護サービスにつながる様々な活動や考えを得ることができました。
このフォーラムは、行政・医療・介護に携わる人だけでなく、認知症患者のご家族・地域の人々にも認知症について理解を深めていただくこと、認知症高齢者が安心して暮らせる街作りに貢献していくことを目的としています。
また、当社を含め、この協議会に参加しているメンバー同士の交流の中から、私たちの介護サービス品質向上のヒントを得られる場でもあります。
今回は、社会福祉を専門とする西田先生による基調講演、自治体や事業所の実践発表、シンポジウムの他、介護をテーマにした漫画『ヘルプマン!』の、舞台版の上映も行われました。学術研究・実践の報告・舞台など、『えがお』の介護現場から一歩離れ、様々な角度から認知症に対して考察することのできるとても良い機会でした。普段、どんなに一生懸命介護に取り組んでいても、視野が狭くなりがちです。今回のようなセミナーに参加し、自分たちが気づかなかったこと、他の事業所のアイディアを得ることで、利用者さまに喜んでいただける事業所作りにつなげていけるのではないかと思います。
「認知症市民フォーラムin石岡」に参加して、「超高齢化社会を生き抜くには、介護事業所・家族・地域が一体になって認知症高齢者を支えなくてはならない」ということを改めて実感しました。『えがお』だけの力で認知症高齢者やそのご家族を支えるのは、はなかなか難しいことです。しかし、利用者さまのご家族、地域の皆様、そして協議会の皆様とともに、力を合わせて介護事業に取り組んで行こうと思います。
会場に集まる皆様
午前中から始まるセミナーでしたが、石岡市中央公民館には、県内外の介護事業所・行政・各種団体から、意識の高いスタッフたちが集まりました。
会場の石岡市中央公民館 |
入り口で受付をする協議会スタッフ |
会場の内部。たくさんの参加者たちが講演や実践報告を聞くことができる大きなホールです。 |
ステージも、しっかりとセットされています。 |
フォーラムの進行・運営を行う協議会の皆様。 |
フォーラムに参加した皆様。 |
介護職員功労者表彰式
功労賞(5年以上勤務):25名・特別功労賞(10年以上勤務):13名
協議会に所属する介護スタッフの中で、実績あるスタッフへの表彰が行われました。こちらの集合写真に並んでいるのは、一生懸命介護事業に取り組んできた方ばかり。おかげ様で、『えがお』スタッフの中からも12名が功労賞を受賞しました。
受賞したのは、大久保偲、森美歌、大久保るり子、小田部美砂子、中山芳美、渡辺洋子、富岡とよ、岡田ゆき子、石山智江、生井由希乃、森和子、川村まち子。フォーラム当日は業務の都合があり、壇上に上がることが出来ませんでしたが、賞状はきっちりと預かってきました!(賞状は事業所内で閲覧可能です)『えがお』の業務を一生懸命支えているスタッフを、これからもよろしくお願いします!
表彰にあたり、祝辞を述べる協議会の立川士郎理事長。 |
賞状をうけとる介護スタッフ。 |
受賞した『えがお』スタッフの二人。これからも、よりよいサービスをご提供できるように頑張ります!
※今回受賞したスタッフたちの勤務年数
7年以上:大久保偲、森美歌、大久保るり子、小田部美砂子、中山芳美、渡辺洋子、富岡とよ
5年以上:岡田ゆき子、石山智江、生井由希乃、森和子、川村まち子
基調講演・実践発表
事業所の中だけでは知ることのできない、様々な考え、取り組み、お話を聞くことができました。
基調講演「超高齢社会の到来と社会的包摂」を行った、常磐大学の准教授・西田恵子先生。社会的弱者を社会の一員として包み支えあう「社会的包摂」などについてのお話でした。 |
実践発表で「認知症に関する石岡市の取り組み」を発表した石岡市地域包括支援センターの皆様。「お年寄りが安心して徘徊できる街づくり」を掲げているとのことです。 |
石岡市地域包括支援センターの皆様は、認知症への理解を深めてもらうための寸劇も披露。小中学生にも分かりやすい内容でした。 |
実践発表で「認知症相談窓口について」を発表した、協議会副理事長の安蔵秀彦氏。相談窓口を周知させるチラシの配布、相談員の養成などを計画してるとのことでした。 |
石岡市地域密着型介護サービス事業所協議会会長の、前沢光枝氏。前沢氏が会長をつとめる協議会の認知症介護に関する取り組みなどの発表でした。 |
シンポジウムとディスカッション
一般社団法人 地域ケア総合研究所所長の竹重俊文氏によるシンポジウムと、ディスカッションが行われました。「元気なお年寄りが自ら地域を支える仕組み」「お年寄りが気軽に立ち寄れるサロン」など、竹重氏の様々な活動について聞くことができました。
はるばる長野県からお越し頂いた、竹重俊文氏によるシンポジウム。 |
石岡市地域包括支援センター所長の宮崎氏は、パネラーとして参加しました。 |
協議会副理事長の中村氏も、ディスカッションに参加。 |
安蔵副理事長もディスカッションに参加し、竹重氏に様々な質問をしていました。 |
運営スタッフとして動く『えがお』スタッフ
『えがお』スタッフも当日の運営に参加しました。当事業所のイベント準備で鍛えたフットワークを発揮して、会場に来た皆様に、少しでも良い環境でフォーラムを受けてもらえるよう、協力させていただきました。
2014年2月21日に行われました
運営推進会議が行われました
運営推進会議がグループホーム『えがお』で行われました。当事業所の代表とスタッフ、町役場の職員、地域住民の皆様をあわせて、総勢11名による会議となりました。
会議では、「デイサービス『えがお』の運営について」「介護保険法改正にともなう介護事業の運営・経営について」「RSウイルス感染症への対応報告について」などが話し合われました。
法改正に伴う事業所への影響については、利用者様へのサービス品質だけでなく、従業員の生活や、地域への介護のあり方にも関わってくるところでもあるので、白熱した議論となりました。法改正後の運営については、まだまだ調査・計画が必要であり、有限会社スズショウの役員だけでなく、スタッフも含めて努力していく必要性があることを、改めて実感しました。
また、『えがお』利用者様がRSウイルスに感染した際の対応報告では、当事業所スタッフが迅速に対応し、感染の拡大をさせなかったことを評価していただきました。なお、ウイルス症状の原因調査の際には、風呂場(井戸水を利用しています)のレジオネラ菌などの検査も外部の業者に依頼しましたが、問題は無いとの結果がでました。
最後は、本日のイベント「横川・久我ショー」を視察していただき、今回の運営推進会議は終了しました。出席していただいた皆様からは、たくさんの意見、質問、アイディアを頂くことができました。今後も、地域の皆様と連携し、より良いサービスを利用者様にご提供できるよう、努力してまいります。
※運営推進会議は、「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準 第四章 第四節 第八十五条」の中で「おおむね二ヶ月に一回以上行うこと」と定められています。
ご参加いただいた、地域住民、町役場職員の皆様
お忙しい中、グループホーム『えがお』に集まってくださった皆様。様々な意見、質問、アイディアを頂くことができました。
参加した『えがお』のスタッフ
当事業所のスタッフも、質問や報告などに積極的に関わりました。
『えがお』のイベント、横川・久我ショーの視察
大盛況のイベントを前に、地域住民の方も驚かれていました。
2014年2月17日に行われました
貝塚先生の介護技術対策講座 全項目が終了しました
全講座を終えたデイサービス『えがお』のスタッフたち。(実際には『えがお』のほとんどのスタッフが受講しています!)
昨年の9月から行ってきた、貝塚誠一郎先生による介護技術対策講座の全項目が終了しました
講習4回、試験2回の中で、介護に関する様々なことを学ぶことができたと、スタッフ一同実感しております。貝塚先生の講座の中で得ることができたものは、大きく分けて、「介護技術」「気遣い」の二種類に分けられるのではないか、と思います。
「介護技術」は、「どうすればスムーズに利用者様の体を起こせるか」「どうすれば仕事の中でスタッフの腰を痛めずに済むか」といった、介護する側・される側双方の体を考えた技術を学び、「気遣い」では、マナーの再確認から始まり、「利用者様の気持ちを優先」「スタッフはあくまで補佐役」など、利用者様への接し方に関わる部分を学びました。
講習を受けるまでは、お互いに負担が無いようスムーズに行う「ポイント」を知らずに介助動作を行っていましたし、利用者様の自主性や能力を尊重する意識も低かったように思えます。
もちろん、スタッフそれぞれが利用者様のために一生懸命介護サービスを行っていました。しかし、今回の講習を終えて、自分たちの仕事を改めて振り返ってみると、より良いサービスをご提供するための勉強が、まだまだ足りていなかったことに改めて気付かされました。
貝塚先生にご教授いただいた介助動作は、動作の中に守るべきポイントが多く、習得の難しいものでした。実際に、『えがお』スタッフも、苦戦しながら何度も練習していました。しかし、柔軟性も兼ねそろえており、現場の中でも使いやすく、しっかりと利用者様を支えていくことが出来る介助動作法だと思います。
講座中に行われた評価で、見事満点を獲得した、二人の『えがお』若手エースたち。これからのますますの活躍に期待しています!
講座は、前半・後半で行われ、それぞれの最終回に評価が行われました(国家試験に挑む雰囲気と緊張感がありました)。『えがお』からも数人のスタッフ(時間の制約があり、全員受験できませんでした)が参加し、評価を受けました。前半では満点をもらうことができませんでしたが、後半では2人のスタッフが満点をもらうことができました。また、満点には及ばなかったスタッフも、「自分の出来ているところ、出来ないところがよく分かった」と収穫を得ることができたようです。
貝塚先生の講座の中で学んだものは、どれもすぐに現場で実践できるものばかり。先生の教えを完璧に実行するのは難しいですが、今回学んだ「介護技術」「気遣い」をしっかりと実行し、事業所の名前の通り、利用者様全員が「えがお」になれるサービスを提供していきたいと思います。
2014年1月17日に行われました
介護技術対策講座 第4回テーマ ~移乗介助編~
貝塚誠一郎先生による、介護技術対策講座。第四回目の講座では、「ベッドに座っている利用者様を、車椅子に移動させる」という内容を勉強しました。
この内容は、前回の「離床介護編」から続く一連の動作です。これらの動作を習得することで、利用者様の行動範囲を広げ、色々な経験や発見ができる日常を過ごす手助けになるのではないかと思います。
今回の講座の中でも、車椅子の配置、利用者様をベッドから立たせるとき、車椅子に座るまでの体の移動など、注意したいポイントや習得の難しい動作がありました。動作の数自体は、いままで受講した講座の中でも少ない方でした。ですが、体が移動する分、事故や怪我につながりやすくなるので、実技練習のときは、「いつも以上に気を遣う動作だ」ということを実感しました。
去年の9月から始まった介護技術対策講座も、終盤を迎えました。
意欲の高いスタッフの元に来てくださった、熱意ある先生。それでも、貝塚先生の介護技術を完全習得するのは、とても大変なことだと思います。ですが、一歩ずつでも習得に励み、利用者様に「『えがお』に来てよかった!」と思えるような介護サービスをご提供していけるよう、努力し続けて行きたいと思います。
※この研修会は、「特定非営利活動法人 茨城県地域密着型介護サービス協議会」の事業計画の一環、「複数事業所連携事業(茨城県の事業)」を活用し、知識や技術を習得し、福祉・介護人材の安定的な定着を図る研修会です。
龍ヶ崎会場、八千代会場、水戸会場と、各会場にて全6回(平成25年9月から平成26年2月まで)の講座が開催されます。
貝塚先生の実演
『えがお』に集まった、協議会県西事業所の介護スタッフたち。今回は、利用者役を、講座参加者が勤めます。 |
後方からしっかりと見守る『えがお』の小口社長。真剣なスタッフ達を応援しています! |
「立ち上がるときに必要な動作」について先生から質問。脚の位置や、体が動く方向がポイントですね。 |
利用者様の体を支えるときのポイントについて説明。不用意に腕を掴んでしまうと、内出血や圧迫骨折を引き起こす可能性があります。 |
靴を履き替える動作。ついつい、利用者様の脚を持って履き替えさせてしまいます。 |
移乗する際に、どこに車椅子を置いたらよいかの説明。この位置が、とても重要です。 |
スタッフ達の実技練習
後半は、スタッフ達の実技練習。先生から説明があった内容を、実際に体を動かして覚えます。 |
今回のポイントの一つ、移乗する際の車椅子の位置をしっかりチェック。 |
移乗させた後のすわり心地を確認する心遣いも忘れてはいけません。 |
手が空いている人も、他の人が練習しているところよく見て勉強。 |
今回も苦戦中の『えがお』の若手。熱い先生と先輩がしっかりとフォロー!若手も一生懸命やってます! |
実習の後半は、前回の「離床介助」から続けての介助練習。ギャラリーがいるので緊張します。 |
前回最も難しかった、利用者様の体を起こす動作。100点満点とはいかないものの、前回よりもかなりスムーズに起こせるようになっていました。 |
最後に、先生のお手本を見ながら、介助動作の復習を行いました。 |