2015年12月9日に行われました
介護技術対策講座 第3回目 認知症対応のリスクマネジメント
特定非営利活動法人 茨城県地域密着型介護サービス協議会による、介護技術対策講座の第3回目が行われました。最終回の今回は、「認知症対応のリスクマネジメント」について。講師は、貝塚ケアサービス研究所の貝塚誠一郎(かいづか・せいいちろう)先生。
講義のなかで行ったのは、主に「認知症に関する基礎知識の確認」「認知症の方に対する対応の心構えについて考える」といった内容。認知症は、私たち介護に携わる人間にとってはとても身近なものであり、常に意識しておかなくてはならない症状です。この症状について、貝塚先生の講義とグループワークを通し丁寧に学んでいき、リスクマネジメントにとどまらない、利用者様の尊厳を意識した介護について、改めて考えることができました
全3回の介護技術対策講座も、今回で終了。3回を通しての共通のテーマである「リスクマネジメント」は、単に目の前にあるリスクを排除するというものではなく、利用者様へのリスクを回避しつつも身体機能や生活意欲を保っていく、というものでした。
わたしたち『えがお』スタッフも、これまで学んできたことを、日々の介護サービスのなかでしっかりと活かし、利用者様が毎日をいきいきと過ごすためのお手伝いをできればと思います。
最終回の講座も『えがお』機能訓練室が講義室です。 |
第1回目から、リスクマネジメントについて様々なことを教えてくださった貝塚先生。 |
熱心な受講生たちを見守る小口社長。 |
貝塚先生の話を聞きながら、しっかりとメモを取っていく『えがお』スタッフ。 |
グループワークでは、いろいろな意見を出し合いました。 |
考えが詰まったり、わからないことがあったりしたときには、貝塚先生がフォローをしてくださいました。 |
協議会のスタッフも、講座の様子をしっかりと記録。 |
よく考え悩みながら進めていく講座なので、休憩のときは糖分が多めな飲み物をお配りしました。 |
認知症の方の尊厳を守りながらトラブルを解決するにはどうすればいいのか、といった、重要な課題についても考えました。 |
『えがお』近隣の介護事業所スタッフとともに、内容の濃い、全3回の介護技術対策講座をやり遂げることができました。これからも、利用者様により良いサービスを提供できるよう、今まで以上に頑張っていきたいと思います! |
2015年11月9日に行われました
介護技術対策講座 第2回目 入浴介助の際のリスクマネジメント
特定非営利活動法人 茨城県地域密着型介護サービス協議会による、介護技術対策講座の第2回目が行われました。今回は、「入浴介助の際のリスクマネジメント」について。
講師は、前回に引き続き、貝塚ケアサービス研究所の貝塚誠一郎(かいづか・せいいちろう)先生が担当。
講義の中では、「入浴するにあたって考えられるリスク」というところから「みなさんは週に何回入浴するのが“ふつう”だと思っていますか?」という素朴な疑問まで考え、利用者様のことを意識した入浴介助サービスとはどんなものか意見を出し合いました。
今回の介護技術対策講座の中では、リスクマネジメントだけにとどまらず、利用者様にとってよりよい入浴とはどんなものかを考えることができました。
前回に引き続き、今回も貝塚先生が講師を担当。 |
この日も、業務を終えた『えがお』とその近隣の介護スタッフたちが、続々と機能訓練室に集合。 |
およそ30名の介護スタッフが一堂に会しました。意欲の高いスタッフばかりです。 |
『えがお』チームもがんばります! |
ワークショップの中では、貝塚先生からのアドバイスをいただきながら、たくさんの意見が出されました。 |
小口社長も、参加者の様子が気になり、積極的に様子をうかがいアドバイスをしていました。 |
複数の介護事業所が集まったことで、今まで気づかなかった「リスク」「対策」がたくさん出てきました。 |
たくさんの参加者がいる中で、『えがお』のスタッフも自信をもって発表。 |
発表されたものは、ホワイトボードにどんどんリストアップ。30人以上の発表者がいたので、本当にたくさんの意見が書き出されました。 |
今回も、内容の濃いセミナーへのご参加、お疲れさまでした! |
2015年10月16日に行われました
防災訓練(夜間想定)
『えがお』スタッフによる防災訓練を行いました。
防災訓練は、毎年二回(前回は2015年6月18日に行いました)行っている訓練です。それぞれの回に、異なった内容の訓練を行い、いざというとき確実に利用者様をお守りできるよう努力しております。今回の訓練は、「夜勤者が、火災を発見し、「通報」「初期消火」「避難誘導」等の活動を行う」ということを想定し実施しました。
訓練をするにあたり、「利用者様役」「近隣住民役」などの代役を立てました。避難誘導を行う際には、実際に利用者様役を車いすに乗せるなどの介助動作も行っております。また、小口社長や近隣住民役のスタッフは、一旦『えがお』の建物から離れ、「通報を受けてから実際に駆けつける」ということも行いました。こういったシミュレーションにより、実際の火災時に起こる「人の動き」をしっかりと考えることができました。
消防署のみなさま、火災通報装置業者のみなさま、見守ってくださった利用者様のおかげで、無事に訓練を終了することができました。いざというときに、スムーズに避難誘導などを行えるよう、わたしたち『えがお』スタッフ一同、これからも精進していきたいと思います。
訓練前の最終確認。みんな真剣です。 |
代役用の札を付けたスタッフたち。 |
消防署の皆様にもご協力いただきました。お忙しいところ、ありがとうございました。 |
今回も「スモークマシン」を使用。夜勤者には、煙が充満した部屋での避難誘導の難しさを体感してもらいました。 |
利用者様役に合わせて、車いすも使用します。移乗させる際は、素早く丁寧な介助動作が必要。 |
無事に移乗をすませ、外に避難していく夜勤者&利用者様役。右側にいるスタッフは、訓練の時間記録係です。 |
しっかり歩くことのできる利用者様には、「避難者」として一緒に参加していただきました。 |
訓練後は、機能訓練室に全員集合。利用者様といっしょに、訓練の総括を行います。 |
消防署の方から、今回の訓練への講評をいただきました。 |
八千代町役場の職員さんからも、今回の防災訓練へのコメントをいただきました。 |
最後に、通報装置の使い方をみんなで確認。 |
いざというときに素早く使えるよう、操作手順や通話の仕方などを、入念にチェックしました。 |
2015年10月7日に行われました
介護技術対策講座 第1回目 食事介助の際のリスクマネジメント
特定非営利活動法人 茨城県地域密着型介護サービス協議会による、介護技術対策講座の第1回目が行われました。10月7日、11月9日、12月9日の全三回のプログラム予定で、様々なリスクマネジメントについて学んでいく介護技術対策講座です。
第1回目は、「食事介助の際のリスクマネジメント」について。「食事の際に起こりうるリスクとは何か」「危ないからやらせない、ということは果たしてリスクマネジメントなのか?」など、様々な視点からリスクについて考えていきました。
講師を務めていただいたのは、貝塚ケアサービス研究所の貝塚誠一郎(かいづか・せいいちろう)先生。過去に『えがお』で行った介護技術研修でも、指導してくださった方です。
会場は、デイサービス『えがお』の機能訓練室。今回の講座には、『えがお』スタッフだけでなく、近隣事業所に勤める介護スタッフも参加しました。
介護技術対策講座の会場は、デイサービス『えがお』の機能訓練室。机を講義形式の配置にしました。 |
通常業務を終えた後、意欲ある介護スタッフたちが、ぞくぞくと『えがお』に集まってきました。 |
講師は、『えがお』ではすでにおなじみの貝塚誠一郎先生。はるばる関西からお越しくださいました。 |
実技ではなく座学の講座。手を動かし体で覚えることはもちろん重要ですが、しっかりと話を聴いて深く考えることも重要です。 |
先生の話や、自分が考えたことをしっかりとメモ。 |
参加者全員に考えを聞いて回る貝塚先生。参加者も、自分の経験したことや思ったことなどを、しっかりと答えていきます。 |
グループワークでは、それぞれの経験や体験、意見を交換しあいました。 |
貝塚先生もアドバイスをくださり、グループワークも活性化。 |
茨城県地域密着型介護サービス協議会の鈴木さんも、アドバイスをくださいました。 |
いつもは笑顔の当社スタッフも、この日はみんな真剣な表情で取り組んでいました。 |